【PS4】文字なんか必要ない!究極の雰囲気インディーズゲー「おじいちゃんの記憶を巡る旅 Old Man’s Journey」レビュー

2019年1月2日

どうも皆さん、あた坊です。

 

スマブラを発売日に買ったはいいが、20時間ほど遊んでだいぶ飽きが来てしまっているクリスマス前。

今回は、センチメンタルな私を一瞬で虜にしたインディーズゲーム、

「おじいちゃんの記憶を巡る旅 Old Man’s Journey」

をレビューしたいと思います。

 

2017年5月にiOS,Android,PC向けに、翌年の2月にSwitch版、同年6月にPS4にて配信されたパズルアドベンチャーゲーム。

開発はオーストリア・ウィーンのBroken Rulesという小さな会社らしい。

 

まず、言っておきたいのは、私がこういった類のインディーズの雰囲気ゲーが大好物なんです。

そして今作はその中でもかなりの上位にランクインする実力を持ったすばらしいゲームでした。

 

なぜこのゲームを買ったのかというと、今年の10月、祖父が95歳でこの世を去り、そのなんとも言えない虚無感を紛らわせようとPSストアを物色していたところ、たまたま見つけたからなんです。

そんなタイミングで、「おじいちゃんの記憶を巡る旅」だなんて、運命かと思いましたよ笑 こりゃやるしかない。速攻ポチっ。

そして案の定、そんな私の気持ちをとっても楽にしてくれました。

 

 

良いところ

■心安らぐグラフィック&BGM

 

まず触れなければいけないのがグラフィック。

絵の具で描かれたような優しい絵で、色彩も鮮やか。

まるで絵本を直接いじって操作しているかのような錯覚に陥ります。

 

情景をより深い味わいにしている音楽も絶品。

ギターなどの優しい音色に、テンションの上がる場面ではクラップが追加されていったりと、その場面場面に合わせて細かくBGMも変化していくので、すごく滑らかに自分の中に入ってきます。

 

この記事のタイトル通り、このゲームには一切(設定画面を除く)文字が出てきません。

それでも、きっと世界中の人々の胸を打つことのできる物語がそこにはあるんですね。言葉なんて一つのツールにしか過ぎない!

 

「雰囲気ゲー、万歳。」

 

 

 

■遊び方もシンプル

自分で主人公のおじいちゃんを操作するわけではなくて、進んでほしい場所をクリックしていく、よくあるPC向けアドベンチャーパズル的な感じ。

確かスーパーファミコンに専用のマウスを装着して遊ぶ「マリオとワリオ」みたいな感じですかね(たしか有野課長がやってたやつ)

上の画像を見ればわかる通り、プレイヤーは手の形をしたカーソルを動かして、クリックしたり、つかんで引っ張ったりします。

 

このゲームの面白いところは、丘を自分で動かして道を作っていくというシステム。

つかんでグイグイ上げ下げすることによって、ほかの高さの丘と接地面ができ、おじいちゃんが通れるようになります。

しかし、おじいちゃんが乗っかているときは動かせないので、うまく順番を考える必要があります。

とはいっても少し考えていじっていけば簡単にクリアできるものばかりなので、イライラするようなことはほとんどないと思います。

 

他にも列車のシーンなんかでは、列車が通る前に道をつないだり鉄橋を下ろしたりしてテンポよく進んでいきます。

障害物の羊をうまく指示しながら進んでいくのもありますし、飽きさせない工夫が感じられます。

 

なんとこのゲーム、ゲームオーバーという概念がない!

けど、変なストレスもないのでこの仕様はばっちしです。

 

 

■一人の人生を垣間見る

崖の上の一軒家で一人暮らしているおじいちゃんの元に、一枚の手紙が届きます。

その手紙を受け取ったおじいちゃんは、すぐに身支度をし、旅に出かけます。

このゲームのタイトル通り、おじいちゃんの記憶を巡っていく旅。

色々な場所を冒険していくうちに、おじいちゃんがどんな人生を送ってきたのか、誰からの手紙なのか、というのが少しづつ見えて来るんです。

 

人それぞれいろんな出会いや別れ、いいことも悪いことも長い人生経験しているんですね。

このゲームを遊び終わったとき、自分の祖父に対してもきっと、幸せな人生だったんだろうと、思えることができました。

 

 

■プラチナトロフィーが簡単に取れる!

真面目なお話の後にはゲスいお話を。

税込み1000円のこのゲーム。

プレイ時間はゆっくり遊んでも3時間ほどなんですが、なんとプラチナトロフィー搭載!しかも超簡単!!

取れなかったトロフィーはゲームクリア後にチャプター選択からすぐにとりに行けますし、3時間ほどでシルバー1個、ゴールド11個とプラチナをとれてしまうという、なかなかにトロフィーブーストなのであります!

 

「プラチナはプラチナ!文句は言わせねえぜ!!」

 

 

 

賛否両論なところ

■ボリューム不足と捉えることも

3時間程度でクリアできてしまうので、そりゃあ文句を言う人もいるでしょう。

でも私は濃密な時間を過ごせればそれが一番満足なので、1000円のもとはガッツリ取らせていただきました。

 

■おじいちゃんが遅い

老人です。杖ついてます。仕方ないです。

最初は少しだけイライラしましたが、世界に入り込めばゆったりできて心地良くなります。

 

まあ滝から何度も滑り落ちているあたり、ビジネス杖なのかもしれません。

 

悪いところ

■なし!!

どんなゲームでも一つや二つは良くないところ、改善できるところがあるはずなんですが、今作に関してはなんせシンプル過ぎる且つ完全にぶっ刺さってしまったので、非の打ちどころがありません。お許しください。

 

 

まとめ

いやー、文句なしに自分の中では「神ゲー」認定ですね。大好きです。

こんな素晴らしいゲームを作ってくれて、私の心の傷をいやしてくれたBroken Rules。これから応援していきます。

 

題材こそ違いますが、絵の雰囲気なんかは「バリアントハートザグレイトウォー」を思い出します。あちらも大好きな作品で、いろんな人におすすめしています。

見てみたらそっちのレビューでも悪いところ無しでした。つまりそういうことです。

 

やっぱり、インディーズはいいですね!売上だけ重視ではなく、自分たちが本当に作りたいものを形にしようとしている熱意が伝わってきて、プレイしているこっちも涙が出てきます。

最近買ったスイッチのストアを見ていたら、見たことないインディーズの宝庫だったんで、これからはインディーズ多めに遊んでいきたいなぁ…