【コラム】「13の理由」や「宇宙を駆けるよだか」から見る、現代の若者のリアルを描いた作品の重要性

2019年2月17日

どうも皆さん、あた坊です。

 

今回はゲームではなく、映像作品について。

前からネットフリックスにはお世話になっていて、その中でも大好きなネットフックスオリジナルドラマがあるんです。

それらについて、少しだけ。

 

 

「13の理由」

これは現代社会のアメリカの高校生のリアルな現実、すなわちネットやスマホの台頭によって更に泥沼と化したいじめの問題を、表現を和らげることなく再現しています。

主人公の友人である女の子がある日突然自殺してしまい、その子が残した、「自殺した13の理由」を吹き込んだテープが学年や知人の中で拡散されていき、シーズン2では裁判にまで発展していくという、中々に生々しい内容。

 

一番衝撃を受けたのは、アメリカの高校生も(もしかしたら日本以上に)精神的にはまだまだ幼いということ。

欧米人ってかなり大人っぽく見えますよね。高校生とかでも、もう完全に大人っぽい雰囲気だったり。

遊びとか普段の生活なんかでも日本よりずっと大人びています。

ですが、そういった着飾られた外見とは裏腹に、まだまだ親の愛情や優しさに飢えているんです(もちろん個人差はあると思いますが)。

 

薬物や非行に走る若者も、実は愛情に飢えていたり社会からひどい扱いを受けてきた故の行動だったりするんですね。

そういった根幹の部分から考えていかずにただ頭ごなしに見た目や態度で判断されてしまうんですから、そこから抜け出すのも難しくなっていくみたい。

 

この作品は世界中でかなり反響を呼んでおり、実はシーズン2の内容が賛否両論のようで、銃や薬物等の危険行為を促すという意見もあるみたいです。

リアルに表現しようとすると、こういう壁にぶつかりますよねやっぱり。

 

 

「シーズン3も楽しみに待ってますぜい!」

 

 

 

「宇宙(そら)を駆けるよだか」

もう一つは、「宇宙(そら)を駆けるよだか」。

川端志季さんの漫画が原作で、こちらは日本が舞台のネットフリックスオリジナルドラマ。

 

こちらは先ほどよりも非現実感ある設定で、普通の高校に通う容姿端麗で好きな男子から告白を受けたばかりの幸せな女子高生と、かなりのぽっちゃりで性格も暗く、前髪で目を隠しているような女子高生とが、体が入れ替わってしまうという突飛なもの。

片方が死ぬのが条件で、その街の名物「赤い月」がでていること、その際に体を入れ替えたい相手のことを念じ、その相手に死ぬ瞬間を見られている必要があります。

しかも人間以外とも入れ替われてしまうということで、まああり得ない話なんですが、そんなことはどうでもいいんです。

 

こういうあり得ない設定であっても、取り扱っている題材や伝えようとしていること事態が重要なのであって、フィクション的な話を盛り込むことによって多少なりとも悲しみや辛さを緩和を緩和したり、真意が伝わりやすい状況を作り出すという効果はあると思います。

実際、美人で性格も明るくて人気な女の子が、その真逆な女の子の体になることによって、いままででは絶対に見えなかった世界が広がっていることに気づくんです。これはこの設定があったからこその衝撃でした。

 

メインの高校生4人が何度か中身が入れ替わってしまうんですが、みんなの演技力がすごい。同じ見た目でも、細かい仕草や話し方で別人に見えてしまう。

キャスティングも素晴らしいのではないでしょうか。

 

「特にジャニーズWESTの重岡君は男からみてもなかなかにかっこよくて♂…….なんてね」

 

 

 

ゲームや映像作品で伝えることの大切さ

私は実際にいじめにあったことはありませんが、些細なことから不登校になったことはあります。

そしてこういった問題は、実際になった人間でないと、想像することすら難しいということ。

他人のことなんて、わかるようになった気でいても、実際は全然わかっていないことのほうがはるかに多い。それまでの人生や価値観、周りの環境やその時の精神状態等々、感じ方は人それぞれなんです。

先ほども些細なことからといいましたが、それは他人から見ればであって、当時はとにかく辛かった。

でも今は逆に、その頃があったからこそ、物事に対して違う見方ができると自負しています。

 

ゲームでも映画でも本でもドラマでも、現実に苦しんでいる人の視点、もしくはその周りにいる人の視点で描かれる作品って、これまでの自分では思ってもみなかった世界だったりします。

だからこそ、こういった媒体が一番有効だと思うんです。

 

とくに父親母親世代。

自分たちが子供だったころとは、子供を取り巻く環境は全く違うということを、なかなか理解できないと思います。

特に13の理由では、理解しているつもりになっていた母親が、娘の知りもしなかった側面が自殺した後にどんどん出てくるという、後悔してもしきれない話でして….

 

私が言いたいのは、子供や家族、他人でもそうですが、全て理解なんてできるわけがないとわかったうえで、できるだけ相手を尊重する、ということが大事だということです。

自分の物差しで全てを判断しているから、いじめやら差別やらが起きるわけでね。

 

教鞭垂れるつもりなんて一切ないんですが、人と違うことが受け入れられにくい日本において、このように悩んでいる人はたくさんいると思うので、少しでも力になれたら、という思いです。

 

 

 

プレイヤーが直接操作するゲームという媒体なら、また違った視点で物事を伝えられるのでは?

ということで、そんなゲームがあったら教えていただきたいです!!