【Switch】嬉しい要素も盛りだくさんだが、明らかに物足りないピカ版リメイク「ポケットモンスター Let’s Go ピカチュウ」レビュー

2019年2月17日

どうも皆さん、たんぱんこぞうのあた坊です。

 

今回は、先週に発売されたばかりのポケモン最新作、

「ポケットモンスター Let’s Go ピカチュウ」

をレビューしていくぜ!!

 

 

2018年11月16日に発売された、Switch向けのポケモン最新作。

1998年に発売された「ポケットモンスター ピカチュウ」(通称ピカ版)のフルリメイク。

 

前回の記事にて、ピカブイセット版のSwitch本体を購入したことを報告しましたが、今回はソフトのレビューです!

 

 

 

良いところ

■3Dになって帰ってきたカントー地方!

あの白に黒のドットで描かれていた世界がフル3Dに!

これだけでファンはうれしいですね。子供の頃にポケモンの住む世界を頭の中で想像していたんですが、それが現実になったみたい。

もちろんおなじみのキャラクター達もみんなフル3Dリメイク!

 

街中でポケモンがボールから出て放し飼いされ、道路に出ればくさむらからはポケモンがうじょうじょ出てきます。

そして今作の目玉といったらなんといってもポケモンに乗って世界を駆け回れること!!

 

ポケモンリーグを制覇し殿堂入りを果たすと、リザードン・プテラ・カイリューの3匹に関しては、地上より高い位置を飛ぶことができるようになります!

連絡通路や洞窟は超えられないので、限られた範囲のみの移動になりますが、建物や水の上を自由に飛んで街を上から見下ろせるのは新しい体験です。

まあ個人的にはオメガルビー・アルファサファイアの「大空を飛ぶ」のようなものも期待してたんですけどね。

 

しかしこの空を飛ぶのも欠点がありまして、後述します。

 

 

■長年のファンにはうれしい要素が盛沢山

グリーンの登場、オーキド博士の小ネタ、いろんなNPCの言動が初代ポケモンのを再現しており、ファンはクスっどころか爆笑できる場面も。

この作品は、ポケモンGOで久しぶりにポケモンに触れた大人たちをメインターゲットにしていて、その大人たちにうまいことまたコンシューマゲームの世界に来てもらおうというわけです。

 

 

世界観を平気でぶっ壊す「メタ発言」(ゲーム内のキャラクターが、自分たちがゲームのなかにいる存在だということを理解した発言)がたっぷり!

こういったデッドプール的なノリは大好きなんでウェルカムですね。

 

「あんただーーーれ」

 

 

 

■ポケモンGOの捕獲システム

バトルをするのはトレーナーとだけ。

野生のポケモン(伝説とカビゴンを除く)は、いきなりボールを投げるところから始まる、昔のサファリゾーンのようなシステム。

これ、ポケモンGOを遊んでない私からするとかなり抵抗ありました。

いやいや、野生のポケモンと戦わないって、嘘だろ??

 

とか思ってましたが、実際に遊んでみると、シンボルエンカウントと相まって、快適さが際立ちます。

これはこれでいいかなって、思っちゃいました。

 

 

■ポケモンGOからポケモンを連れてこれる

今作の最大の目玉の一つがポケモンGOとの連携

親や兄弟、祖父母がポケモンGOでゲットしてきたポケモンを使って、子供がテレビで遊べるというのは活気的ですよね。家族の話題も増えますし、22年続く国民的人気コンテンツだからこそできることです。

私はGOは全くハマらなかった口なんですが、イーブイ版にしか出てこないポケモンを捕まえるために近所を歩き回りましたよ笑

ちなみにうちの近所にピカチュウの巣があるのか、横浜並みに大量発生してました。

当初は第一世代のみでしたが、今はシンオウの第四世代まで増えていたり、ポケストップやジムもかなり多く設置されているので、逆に今からGOにハマるかもしれません。

素晴らしい相互作用ですね。

 

そもそもLet’s Goというのが、ポケモンGOとの関連性をわかりやすくしていていいタイトルだと思いますね。

 

 

■ひたすらに可愛いピカチュウ

とにかくピカチュウを愛でるゲーム。

たまにあざとくも思えてきますが笑

愛でる画面を開いたときに、色々な表情を見せるピカチュウ。モノマネをしたり、アピールしたりと、一緒に旅をしている感覚を味わうことができます。

相棒専用技というのがいくつかあり、水タイプや飛行タイプという本来であれば、覚えられないタイプのオリジナル技を繰り出すことができます。

その中に「ばちばちアクセル」という技がありまして、威力50ででんきタイプの先制技、しかも必ず急所に当たるというもので、チートじゃあねえか!って思っていたんですが、だんだんピカチュウの能力じゃ物足りなくなって来るので大丈夫でした笑

手持ちから外してもずっと肩に乗ってるんで、ピカチュウを気にしなくても好きなメンバーで戦うことができるのでご安心を。

 

 

「イーブイも愛でたい」

 

 

 

■モンスターボールPlusが心地いい

本体セットでついてきたこのコントローラ。

中央のポッチがスティックになっていて、押し込むことも可能。

上部も実はボタンになっており、モンスターボールだけを持って片手での操作は楽ですね。(慣れるまではスティック押し込みのAボタンがむずかしい)

野生のポケモンを捕まえるとき、ジョイコンよりも明らかにジャイロの感度がよく、細かい振動とカチッと捕まって鳴き声が中から聞こえてくるのがなかなかに面白いです。

 

中にポケモンを入れて現実世界に持ち出したり、ポケモンGOのポケモンGOプラスとしても使えるそうで、そっちで使う人にはいい買い物かもしれません。

実はモンスターボールPlusの中にはミュウが入っており、初代ポケモンにおいて完全に幻のだった(バグを除いて)ポケモンがいきなり手に入ってしまうというのは、うれしくもあり、金で買っているような何ともいえない気分でした。

 

このモンスターボールPlus、これだけで買うとなんと約5000円もするんですよ!

正直言うと、本当に欲しい人以外は買うのをおススメしません。私がセットについてきたから楽しめた

だけであって、5000円も出す価値は断じて無い。スマブラ買おう

 

 

賛否両論な点

■151種類しかいない(アローラの姿を除く)

わかってはいましたが、最近の何百種類も登場するポケモンを経験していると、151匹はかなり少なく感じますねー。

まあでもこれは、近年の多くなり過ぎたポケモンたちに胃もたれ気味な人たちにとっては朗報かもしれませんが…

リージョンフォルム(アローラの姿)やメガシンカといった要素はありますが、それでもねぇ…

トレーナーの手持ちとしてのポケモンの登場回数はきっとうまいこと分散されているんだろうとも思いますが、いかんせん151匹なんで、強いポケモンは限られてきますよね。

ほかのトレーナーと差別化が図れないのは痛いところ。

 

 

「ラッキー、弱くても散々育てたのに、ハピナス出たの第二世代だから進化しないじゃん….」

 

 

 

■持ち物や特性、ボックスの撤廃

ポケモンに道具を持たせることも、特性も、第一世代にはありませんでした。

22年の歴史で進化し続けてきた、ライトゲーマーには難しくなりすぎた要素をバッサリカット!

ここが、今作がこれまでのポケモンの正統続編ではないことの証明だと思います。

 

ちなみに、専用メガストーンさえバッグに入っていればメガシンカできちゃいます。

 

 

■アメの存在

今作では努力値と取って代わる新しい存在として、各能力を上げるアメを、オーキド博士にポケモンを送ることによって獲得できます。

これをポケモンに上げることによって簡単に能力を上げることができ、大量に与えれば、過去作では絶対にありえない怪物を生み出すことができるんです。

ポケモンGOの要素なんですが、育てるのが簡単になっていていい反面、全く新しい機能で、若干の拒否反応も。

一応通信対戦には反映されないようになっており、自己満足の息を出ないんですけどね。

 

他にも大金を払うことで出てくるポケモンの性格を固定できる要素や、サンムーンから引き続き個体値をMAXにできる王冠もあり、比較的楽に強いポケモンを育てられるようになったのはよかったですね。

 

 

■ポケモンゲットが一番経験値が貯まる

ポケモンリーグを制覇すると、いたるところに「マスタートレーナー」という各ポケモンをがっつり育て上げた強者たちが出現します。

絵面が完全に映画ミュウツーの逆襲状態なんですがそれは置いといて、レベルが75と高く、さらにうまいこと弱点を突いてくるので、しっかりレベルを上げてアメもあげて強化しないと全く歯が立ちません。

そこで必要なレベルを上げるとき最も効率がいいのが、トレーナーと戦うよりも「野生のポケモンをゲットすること」。

そのほうがレベルを上げるのがずっと簡単なんです。

 

四天王意外に強いトレーナーが出てくる場所もありませんし、んー、物足りない….

 

 

■二人プレイが強すぎる

今作の発表時、原寸大のポケモン達が駆け回る映像と同等に衝撃だったのがこの二人協力プレイ。

1人しかいないトレーナー相手に、こちらは二人でリンチにすることができちゃうんです。無法地帯。

さらにはポケモンゲットの際、一人でボールをいくらうまく投げても、補助の木の実を使おうとも、なかなかゲットできません。

しかし!二人プレイでタイミングを合わせて投げると、まあずっと楽にゲットできちゃうんですね。ぶっ壊れもいいとこ。

ということで、私はぼっちプレイにもかかわらず、両手を使ってボールを投げまくるという謎過ぎるプレイで、モンスターボールで伝説たちを乱獲しました。

タイミングを合わせるのも一人なら余裕…..

結局それが一番効率がいいんで、そらやりますよ!

それがわかっていながら二人プレイを入れた結果、このような現象が起きてしまったんですね。

 

でも二人プレイを実際に二人でやってみると….

楽しい……

 

 

悪い点

■世界が狭い

1996年に発売されたポケモン赤緑のカントー地方ということで、プレイしながら、ファイアーレッドリーフグリーンのナナシマのような追加要素を期待してたんですが、残念ながらそんなものはなし。

22年も前のゲームと同じ広さでは、昨今のRPGをプレイしている人からすれば物足りなく感じるのは当然でしょう。

それでもなんだかんだでクリアに30時間以上かかっているので、時間的には十分なのかもですが、基本的に何度も遊んで知りつくしているストーリーなんで、これにフルプライスってのもね….

 

 

■コントローラの選択肢

使用するコントローラはジョイコン、モンスターボールPlus、携帯機プレイと選べることは選べるんですが、据え置きとしてテレビでプレイするときに問題が。

なんと片手でのプレイしか対応しておらず、ジョイコンを二本使用して遊ぶことができないんです。

なんだかんだ言っても左手でスティックを操作し、右手でAやBを押すという行為に慣れきってしまっている私たちにとって、これは気になります。

 

 

■いくつかのシステムに練り不足が

空を飛べるリザードン、プテラ、カイリューに乗った時、建物に入ることができません。降りようとすると、いちいちメニュー→手持ち→ボールに戻すを選択しなくてはなりません。これが結構面倒。ボタン一つでできるようにするべきですね。

 

他にもサポートトレーナー(2P)を追加し、1Pが離れた位置まで移動すると画面が一瞬止まり、瞬間移動してくるんですが、これが邪魔くさいときに2Pをキャンセルしようとすると、もう一度そのコントローラを振らなくてはいけないんです。

これ、ジョイコンを差し込んで携帯機プレイしてる最中だと、またジョイコンを外して振らなきゃならんのですよ。結構ストレス貯まります。

 

このように、できるだけ少ないボタン数で、片手で気楽にプレイできる弊害がいくつか発生しています。

 

 

■ポケモンGO関連の深刻なバグ

これ、かなりイライラしましたよ!

ポケモンGO(スマホ側)とスイッチを接続する際、何度もエラーが発生し、しかも接続する前にセーブを書かないんで、強制終了した際に一度、セーブしてなかった分のデータが消えました。

何時間かプレイした分が消え、かなり萎えました。萎え萎えナエトルでした。

GOから送るポケモンを一度に10匹以上選択するとエラーが発生し、9匹以下にしてやっと遅れました。

 

これは早急に治すべき深刻なバグで、早くパッチを当てるべき。

 

 

「せっかく大変な思いして何匹も捕まえたのにいいい、やってられっか!!」

 

 

 

 

まとめ

ゲームボーイのピカチュウ版が発売されてから20年ということで、完全3Dにリメイクされたわけなんですが、個人的には、喜びよりも物足りなさが際立った作品でした。

 

ポケモンという圧倒的な人気コンテンツ、そしてその中でも特に人気のカントー地方151匹。

これらをとりあえず3Dで作り直せば、そんなに追加要素がなくてもいいだろう。そういう考えはゲームフリークの中に絶対あったと思いますね。

ポケモンというブランドを取っ払って、公正な目でそのほかのフルプライスRPGと比べれば、その差は歴然。

 

なぜ、ファイアーレッド・リーフグリーンでナナシマを追加できたのに、今作はやらなかったのか。

プレイし始めは感動に浸ることができますが、クリアするころにはむなしさに襲われた、そんな中途半端な作品でした。

 

何度も言いますが、今作は「ポケモンGOで久しぶりにポケモンに触れた大人たちをコンシューマの世界に帰ってきてもらうための橋渡し」という位置づけです。それ以上でもそれ以下でもなかった。

 

これ、次回作はどうなるんですかね?

Let’s Goシリーズと、正統シリーズの二本立てになるのか。

 

「第二世代出てもらわないと、色違いポッポがメガハガネールになれないじゃないか!!」