【PS4】子供の頃に描いた夢をかなえてくれた最高のRPG「ウィッチャー3 ワイルドハント」レビュー

2019年1月3日

どうも皆さん、見習いウィッチャーのあた坊です。

 

今回は、発売日に購入してから何度か中断し、結局3年かけてようやく最近クリアした

「ウィッチャー3 ワイルドハント」

をレビューしていきたいと思います!

海外では2015年5月19日に、日本では5月21日にPS4、XboxOne、PC向けに発売されたオープンワールドアクションRPG。

世界では1000万本以上、日本でさえ23万本以上売り上げるという、まさに怪物ソフト。

日本でも一時期かなり話題になりましたね。

後にゲームオブザイヤーも受賞しました。

 

 

良いところ

■とにかく広大かつ緻密な舞台

まず発売当初、3年前の私が圧倒されたのが、美しくどこまでも広がるその中世のファンタジーな世界。

タッチパッドで地図を開くととんでもなく広大な世界が広がっており、衝撃が走りました。どこまで行けるのか、どんな街があって、どんな冒険が待っているのか。

最終的に、かなり時間をかけてメインストーリーをクリアしましたが、その期待を裏切らない、かつてない大冒険でした。

城があり、街があり、

生い茂る森があり、沼地があり、怪しい集落があり、

海が広がり、そこにはいくつもの島があり、謎の洞窟があり、

極寒の雪山があり、

時には時空を超えて未知の世界を旅したり….

これらを愛馬に跨って駆け抜けていく疾走感……

 

とにかく盛沢山の世界。

いったい何人のスタッフに、どれだけの予算と時間をかけたらこんな化け物ゲームが生まれるのか。

 

ちなみに、ウィッチャーシリーズの開発元の「CD Project RED」というのはポーランドのゲーム会社で、驚くことに、創始者は高校生の頃に海賊版ソフトの販売を行っていたんだとか!

94年に会社が設立され、はじめは海外ゲームのローカライズのみを行っていたみたいなんですが、なんと2007年に発売されたPC向けソフトの初代ウィッチャーが初めての自社開発作品で、その後もウィッチャーシリーズ(三部作)しか開発していないそう。

GTA(グラセフ)シリーズやレッドデッドシリーズで有名なロックスターゲームズも、同じように社内全体でひとつのゲームのみを大規模に制作するみたいですね。

普通はいくつも同時に進めていかないと、ひとつがこけたら会社全体が終わりかねないと思うんですが、そこらへんのマネジメントがしっかりできているんでしょう。

だからこそ、これだけのクオリティのゲームを開発できるんでしょうね。同時にいろいろ作りまくっているUBIソフトとは大違いです笑(あっちはパブリッシャーとして外部にかなり発注していますが)

 

 

「小さいころの夢をかなえてくれてありがとう」

 

 

 

■戦闘が楽しい

主人公のウィッチャーという生業は、伝統的に二本の剣を背中にさしており、人間と対峙するときは鋼の剣、化け物を狩るときは銀の剣と使い分けて戦います。

そこに、炎・ガード・トラップ・衝撃波・催眠術と、5つの印(魔法)や弓矢や爆弾をうまく混ぜて、敵への有効な攻撃を探していきます。

レベルアップしていくとコンボや剣技が増えていったり、魔法を強力なものへと変化させることができるようになるなど、カスタマイズ要素も豊富ですが、基本的な戦いはシンプル

相手の攻撃を見切って回避、またはガード・パリィして、剣をたたき込んでいきます。

決してボタン連打では勝てず、かといってしっかり相手の攻撃を読んで、有効な方法で攻撃していけば勝機を見出せる。そして回復やドーピングアイテムも用意すればなおストレスなく倒すことができます。

フロムソフトウェアのソウルシリーズの純粋に「戦うことの楽しさ」みたいなものを、だれでも楽しめる難易度にして、うまいこと落とし込んでいる感じです。

 

個人的にはあれこれいろいろ詰め込まれて結局同じ強いものを使い続けるくらいなら、このシンプルさがとっても好きでした。

 

 

■超重厚な物語

ウィッチャー3を語るにおいて、避けては通れないのが重厚なストーリー

ウィッチャーシリーズは三部作で、初代はPC向けに、2はPCとXBOX360でも発売されていますが、実際今作の3があまりの完成度で有名になっただけあっって、今作から入った人がほとんどだと思います。

実際私も今作が初めてでした。

三部作ということで、しかもプレイヤーの選択によってメインのストーリーが大きく変わっていくシリーズの特性上、この問題は開発陣営もなかなかに頭が痛かったかと(苦笑)

ゲームを開始してこれまでの作品でのあらすじが流れるんですが、最初の数時間は出てくるキャラクターのほとんどが前作からの登場で、主人公のゲラルトからすると「戦友」なのに、プレイヤーからしたら「誰だよwww」状態が続いたのは事実。

ということで、序盤から中盤にかけては少しダレました。だから3年かかったんですけどね笑(後述)

 

ですが、ゲームを進めていって各キャラクターと関わっていくうちにそれも解消されていくのでご安心を。

サブクエストで着々と人脈を作り上げていくと、物語が一気にラストに向かっていく重要な場面ではそれまでに共闘してきた仲間が集い、かなり熱い展開に!

 

クリアした後で言えることは、過去作をプレイしてなくても今作をじっくりやっていくうちに世界に完全に入り込めてしまうので、全く問題ないということです!

まあやっぱり初代からプレイしていたほうがいいに越したことはないと思いますけどね、初代も2もなかなかに問題の作品らしく、あんまりやる気が起きない…笑

 

ゲーム内では総プレイ時間をカウントしてくれないので本当のプレイ時間がわからないんですが、きっと優に100時間は超えていたはずです。

 

 

■キャラ、モンスターの個性

膨大な数のキャラクター、モンスターが登場し、特に中盤以降は飽きることなく突っ走ってしまう魅力がありました。

トロールやオーク、ゴブリンや人魚、妖婆や飛竜…

敵にも味方にもなりうる魔法使いや屈強な戦士、小人族やエルフ、バイキングまで…

しかもそれぞれに魅力があって、プレイしていくうちに絶対に好きなキャラクターを見つけられることでしょう。

モンスターの中にも人間の言葉を話すものも多く、もともと人間だったものまで。

知能指数がとっても低いトロールとのなぞなぞ対決はいつ見ても笑えます。策士ゲラルト。

 

今作はマルチエンディングになっており、分岐も豊富。

その中でも特に人気がある(はず!)のが2人のヒロインとの関係!!

どちらのヒロインを選ぶか、と聞くとすぐに「ドラクエV 天空の花嫁」を思い浮かべる方がほとんどだと思いますが、今作はそれを意識してなのか、黒髪でセクシー、だけどちょっと気の強い魔術師「イェネファー」か、赤髪で優しさ溢れる「トリス」か。

2人ともそれぞれ全く違う魅力があって、両方選びたいよ…

でも分岐がわかりづらく、うまいこといかない…というのは後述します。

 

そうそう、忘れたらいけない!ウィッチャーといえば大人のためのゲーム

いろんな女性と関係を持つことができちゃう!!日本のゲームじゃあり得ないシーンまでがっつり入っちゃってるうう!!

…なんですが、日本版はやっぱり規制が入っているので、どうしてももっと深く味わいたい紳士の方は是非海外版を購入ください。

 

 

「ゲラルトさん、モテ過ぎだってばよ…」

 

 

 

■主人公の魅力

私が今作にハマった一番の要素かもしれません。

メタルギアソリッド、龍が如く、アンチャーテッド… 私が心酔する作品はおっさんの主人公が多いんですが、ゲラルトもその仲間入り。

娘のような存在のシリを思う気持ちや仲間への熱い思い、勇敢であり正義感も強く、そして女たらし。

こんな格好いいおっさん、なかなかいないですよ。

 

声優の山路和弘さんの声が渋くて、ピッタリでした。

そういえば龍が如くの伊達さんの声だったんですね、どうりで心地いわけだ。

 

ちなみにゲラルト、武器の格ゲーで有名なソウルキャリバーシリーズ最新作「ソウルキャリバー6」にゲスト参戦しているらしい…!

表紙にゲラルトがいて笑いましたよ笑

ちょっとほしい。

 

 

■圧倒的なデータ量、丁寧なローカライズ

リアルで奥深い世界を創造するうえで大きな役割を果たしているのが半端じゃないデータの量。

登場人物図鑑にモンスター図鑑、そして旅先で入手していく大量の書物や手紙。

これらも一役買っているわけですが、このゲームのすごいところはなんといっても

「完全フルボイス」

はい。もう普通の日本の会社、こんなの無理です。あの大作「FF15」ですら、フルボイスには程遠い。

そんでね、なんで日本でも23万本も売れたのか、というところなんですが、今作をローカライズしたスパイクチュンソフトの仕事、半端ない。

全部全部全部日本語になってます。声も文字も全部。もう日本のゲームなんじゃないかってくらいに。

しかもここまでローカライズされたゲームだと、日本版では多言語に切り替えられなかったりするんですが、今作はタイトル画面から簡単に文字も言葉も別の言語にかえられちゃうんです。

 

 

「データ量、どうなってんだ」

 

 

 

■カードゲーム「グウェント」

ゲーム内で楽しめるカードゲームで「グウェント」というものがあり、キャラクターと対戦したり、世界中を探し回って強いカードを手に入れたりと、なかなかにやり込める要素となっています。

カードのモチーフもウィッチャーの世界のキャラクター達、各軍勢がモチーフになっており、このカードゲーム単体でスピンオフ作品としてゲームが発売されているくらいです。詳しくはこちら

なんとEスポーツまで参戦してるんだとか!!

なんですが、自分はあんまりハマらなかったんで多くは語りません笑

好きな人はとことん、やりたくない人はやらなくていい、それがミニゲームですからね。

 

 

■分厚い説明書!!

購入して一番最初に飛び上がるほどうれしかったこと、それが「分厚い説明書」。

見てくださいよ!過去の遺物だと思われていたこの分厚い説明書!!

全部で27ページもあるしっかりとした説明書で、前作までのあらすじや主要キャラクターの説明がしっかりと記されています。

もうね、何年もこんな説明書見てなかったんで、それだけで感動しました。

最近のゲームはみんな薄っぺらのなんだかよくわかんない紙きれと電子説明書で、ゲームを起動する前の、ワクワクしながら説明書を読んで想像を膨らませるあの幸福な時間は二度と味わえないんじゃないかと思っていたんです。

ありがとうCD Project RED、ありがとうスパイクチュンソフト。

 

 

賛否両論なところ

■高さで死ぬ

超人的な能力を持つウィッチャーといえど一応人間族。高いところから落ちれば死んでしまう。しかも大した高さでもないんですよこれが笑

これをリアルだととらえるか、逆に化け物のの攻撃は耐えるのに高さで死ぬのはおかしいと考えるか。

ここは分かれるところでしょう。私は圧倒的おかしい派です(後述)。

 

 

■途中で多少ダレる

広大な世界とたくさんのキャラクターという関係上、ダレました。認めます。

でも前述にもありますが、中盤をすぎると、これまでやってきたことが全て生きてくるので、一気に熱くなりましたね。

これは人によると思います。

 

 

■ストーリーが大きく変わる

前述のとおり、今作では分岐が豊富。選んだ選択肢、行った行動によってその先の展開が変わってきます。

結構主要なキャラでも殺せちゃったりします。皆が集まって一緒に戦ってくれる場面で、一人殺しちゃってて来なかったんですね笑

分岐がわかりにくいってのは賛否両論だと思いますね。どこが分岐になるのかなんてプレイしていてわからないものも多く、エンディングが大きく変わってしまうので、とにかくセーブをこまめに分けてしていくのがいいんでしょうか。

でもそれだけ自分の選択によって世界が決定されていく感覚が味わえるということで、そこは感動しました。

 

 

■やっぱり洋ゲー

これはもう単純に好みです。

細かな説明、迷わないような工夫、細部まで行き届いています。

けれども、和ゲーとはやっぱり物語の展開のしていき方や、キャラの風貌、話すテンションも違いました。

日本において、好き嫌いは分かれそうですね。

言うまでもなく私はドはまりしましたけどね!

 

 

悪いところ

■細かな動きができずに崖から落ちる

戦闘中の操作感覚はとってもいいんですが、繊細な動きが求められる崖だったり、急な斜面だったりで思ったような操作ができず、転落即死。っていうのが結構あります。

ロードも場面によりますが長いときは結構長いんで、イライラポイント貯まりましたね。

ここは最近の最新ゲームに比べると、多少古さを感じるところかもしれません。

 

でも即死したときのゲラルトの情けない声は笑えますよ笑

 

 

■バグがある

度重なるアップデートにより多くは解消されているみたいですが、バグがたまにおきます。

愛馬のローチが宙に浮いていたり、化け物が建物にのめり込んで謎の動きをしていたり、そういう笑えるバグが結構ありました。

でも進行不可のバグまではなかったと思うので、そこまで心配する必要はないか。

ここまで要素を詰め込んでるとある程度は仕方ないでしょうね。

 

 

まとめ

まぎれもなく歴史に名を残した神ゲー

世界観さえ気に入れば、絶対にプレイして損はないと言い切れる。そんな数少ないゲームの一つ。

PS4において、間違いなく一番感動した作品です。

 

 

■おまけ

実は初回購入特典で、オリジナルサウンドトラックとアートブックが付いていたんです!

 

どの曲も荘厳で、地味な曲が多いですが、世界観にはバッチリマッチしてます。

なんと31曲も入ってる!

アートブックは42ページあり、舞台やキャラクターのコンセプトや説明がなされています。

実際買ったばかりの時に読んでもよくわからなかったんですが、クリアした後に読むと一層思い入れが深くなりますね。持っていてよかった。

 

今発売されているDLCが全部入った完全版にこれらが入っているかはわかりませんが、もし手に入れられるならその価値はあるかと!

 

 

「手放しに、神ゲー!!」